業務内容

加工帳と施工図の作成

通常、建築現場から提供される図面は、大工や設備工など建築関連の全業者が理解できる形で描かれています。
鉄筋屋はこれらの図面をもとに、適切な材料を選択し、鉄筋の形状や数量を見積もり、加工指示を出します。
また、現場の職人が直接参照できるように、詳細な施工図も作成します。

STEP
1

鉄筋の加工

鉄筋は現場の要望に応じて、切断や曲げ加工が行われます。
これらの作業は、鉄筋加工場で計画された加工帳に基づき、精密に実行された後、現場へと送られます。

STEP
2

配筋と段取り

現場に到着した鉄筋は、施工図を参考に取り付けが進められます。
経験豊富な技術者が作業の段取りと配筋指示を行い、鉄筋の組立を指導します。

STEP
3

鉄筋の結束

組み立てられた鉄筋は、整然と結束して取り付けます。
熟練の職人によって、鉄筋は水平・垂直に完璧に配置され、見栄えの良い仕上がりとなります。

STEP
4

自主検査

鉄筋はコンクリートに隠れ、最終的に見えなくなります。
だからといっていいかげんな仕事をして良い訳ではありません。
組み立てられた鉄筋は、会社の製品です。
製造会社が自社の製品を検査し、品質を維持する事は、当たり前のことです。

STEP
5

この一連のプロセスが鉄筋工の仕事の流れです。

次の工程では、第三者機関による配筋検査が行われ、各業者はコンクリート打設の準備を進めます。